今まではみんな食べるのがやっとだったので、とにかく安いモノを買うというので中国の消費者の行動は一貫していた。でも最近は皆それなりに裕福になってきたので、ただ安いだけではなくてより良いものを買いたいと思うようになってきた。
例えば、私の家内は中国の人で、当然ながら家内のお母さんも中国の人だが、僕が家内と結婚した当初(10年くらい前)はお母さんは、野菜を買うのも家電を買うのもとにかくできるだけ安く買うという姿勢が徹底していた。家のそばの市場でトマトが1元、家から3キロ離れた市場だとトマトが0.8元だったら迷わず、3キロ先の市場に自転車で駆けつけていた。
今でもできるだけ安く買いたいという意識は変わらないのだが、最近は前と少し違って”多少高くても、より良いものを買いたい”ということも言うようになってきた。これは、中国全体が裕福になってきて皆生活にゆとりが出てきたということもあるけれども、
「下水道を流れる工業油をすくって食用油のボトルに詰めて売る」とか「臭豆腐(発酵させた臭い豆腐)に早く臭いを付着させるために人糞にひたす」みたいな想像を絶することが行われていて、しかもそれが連日テレビや新聞でニュースになるので、さすがのお母さんも安いだけで買っている場合ではないという風になったようだ。
もう本当に何が真実かわからない状態の中国なので、ちゃんとやってますってことが客観的に証明できれば、とんでもなく売れるということだけは間違いない。
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