中国奮闘記(25)

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ちょっと本編からずれて寄り道します。

 
ほぼ成り行きで、食べていくために、しかも奥さんに尻をたたかれてスタートした会社とはいえ、始まってからは精力の大部分を会社に注ぎ込んだし、最初の3年くらいは、平均睡眠時間は2-3時間くらいだった覚えがある。
 
おそらく、お勤めしていたらこんな生活は絶対にありえないと思うけれども、不思議なことに自分の会社だと、これが意外に苦にならないというより、やらざるを得ないし、気がついたら夜中の3時ということもざらだった。
 
後に書くことになるが、会社を立ち上げてまったく仕事が来ない時期があっただけに、仕事に来るようになってからは、仕事が来ること自体がとてもうれしくて、来る仕事を全部受けてそれに没頭していたら、結果的にそのようなことになってしまった。
 
尻をたたいた手前、家内もそれにつきあってくれたけれども、今思えば相当無茶であり、彼女のお肌に相当ダメージを蓄積したのではないかという罪悪感もあり、彼女がかなりの値段のスキンケアクリームを購入しても、そこは何も言わないようにしている。
 
そんなことがあったものだから、何とかご飯を食べていけるようになった今でも、どんなに小さな仕事であっても受けるようにしている(会社の業務内容に含まれる仕事に限ります)、有能な副総経理からは”社長、それではいけませんよ”と常に言われてしまうのだけれども、いつか”いきりなり仕事がなくなって収入がまたゼロになるんじゃないか?”という何かに追われているようなプレッシャーは消えることはないし、自分で会社を立ち上げて必死に軌道に乗せた人は多かれ少なかれそんな心持ちがあるではないかと思う。
 
10年間会社をやってきて、スタートしたころと今ではやってることもまったく違っているけれど、紆余曲折と寄り道を繰り返して現在に至って取り組んでいる仕事は、結果的には大学生のころに将来やりたいなあと漠然と思っていたことに近いことを考えると、やっぱり好きなことや興味があることを仕事にするのが最終的にはうまくいきやすいのかなとも思う。
 
そういう意味で、若い人が「自分の好きなこと、興味のある仕事をしたい!」という言葉は一見青臭い理想論とか会社を知らない我が儘と思えるかもしれないけれど、究極的な意味では合っていると個人的には思ったりする。

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このページは、qianlanが2010年8月29日 22:47に書いたブログ記事です。

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