中国市場で戦う(6)

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 良いものをつくっても売れるわけではない

 
良いものを作っていれば売れる。それは確かに真理ではある。かつて日本の会社は世界が驚くほどの精巧な製品を作り、世界中で日本製品を売ってきた。世界の誰もがみたことのないような高い品質を誇る製品を世界が目の当たりに、極端に言えばほうっておいても世界中の会社が日本の製品を買いに来たのであり、そういう意味では"良いものを作っていれば売れる"を実際に身近に体験してきたのが日本の企業なのである。
 
しかし時代は変わった。日本の企業は依然として高い品質の製品を作っている。ただ、日本、日本の企業以外にも優れた製品を作る国、企業が登場し、相対的にみれば日本企業の地位は下がった。簡単に言えば埋もれるようになってしまったのである。今、世界の市場にはたくさんの商品、たくさんのブランドがあふれかえっており、安いモノから高いモノまで、良いモノから悪いモノまで、デパートでも、スーパーでも、インターネットでも売られているものは無限に近く、玉石混淆の状態にある。そんな状態では、仮にとても良いものを作っていたとしても、それがすぐ売れることにつながらない可能性が非常に高い。
 
特に中国市場は、良いモノから悪いモノという以外にも、本物と偽物という要素も加わるため、消費者は商品を買うにしても、それが良いモノなのか、悪いモノなのかだけでなく、本物なのか偽物なのかという点も考えなければならないのであり、商品ひとつ購入する際の情報収集のリテラシーは相当に高く、消費者としても百戦錬磨である。そんな世界でも有数の厳しい目をもつ消費者がいる中国市場で、製品の良さだけで勝負するというのは、よっぽどものすごいモノで無い限りは最初から勝ち目がないのであり、それは簡単に言えば素手で草原に狩りに出るようなものである。
 
狩りに出るには武器がなければならない、中国市場で製品を売るときの武器は簡単に言えばそれは「情報」ということになる。更に言えば「製品に関する情報」であり、この情報を中国の消費者にどのように発信し、伝え、浸透させ、流通させるかがモノが売れるかどうかの鍵となる。極言すれば、この「製品に関する情報」がなければどれほど良い製品であっても中国では売れないのである。
 

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このページは、qianlanが2010年4月16日 08:37に書いたブログ記事です。

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