中国市場で戦う(4)

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  中国で商売をしようと思ったとき最初に何をするだろう。本を読む、調査をする、知り合いに話を聞いてみる等々、様々な方法が考えられるかもしれない。ただ、もし本当に中国で商売をしようと思うなら最も良い方法は、実際に中国へ行くことだ。中国に一定期間住み着いて、現地の生活に溶け込んでみれば本や調査では見えてこない中国と中国の消費者が見えてくる。中国市場で成功していると言われる韓国や台湾の人がすごいのはこの点が徹底していることだ。彼らは中国で商売をしようと決めたら、一家を挙げて中国に移り住んでくる。もちろん、中国に住むだけでビジネスがうまくいくほど甘いものではないにしても、家族で移り住んでいる人と、本や調査で済ましている人が中国で戦えばどちらに部があるかはある程度想像がつく。

 
 移り住むという意味では多くの日本企業が駐在員を中国に送り込んでいるが、現地の人が到底住めないような高級マンションに住み、毎日外食の日本料理で済ましている駐在員という存在はどこかで中国に根付いていない。中国に移り住んでいる点では来ないよりは良いとしても、上の韓国人や台湾人のような本気の人たちとは意気込みが違う。一時期中国で韓国企業の夜逃げ騒動が社会問題となったことがあったが、逆に言えば中国で失敗したら夜逃げするしかないほど中国にかけていたということも裏返しでもあり、日本企業はそんな韓国企業や台湾企業とも戦っていかなければならないのであり、ときにみかける日本人の危機感のなさは、中国市場の日系企業の将来が決して楽観視できないことを物語っていると思う。
 
 つまり、簡単に言えば重要なのは"本気度"であり、中国市場でどれだけやっていく覚悟があるかということである。"これからは中国の時代"という言葉が日本のメディアでも連日踊っているが、日本人や日本企業はその言葉の意味をあまり突き詰めて考えていないように思える。言葉では"中国市場は最重要"と言っていても、ヒト・モノ・カネの中国への投資は、言葉ほど重要視されているとは思えない規模の会社も多い。極端なところでは、日本人駐在員が一人で、総務、人事、広報、総経理を担当しているような会社も少なくない、だとすれば"中国市場は最重要"という言葉はあまりにも軽すぎであり、それで中国で成功しようと考えるのはあまりにも中国を甘く見ている証拠と言われても仕方がない。
 
 "どれだけ本気で中国に取り組むか?"言葉だけではなく、実効性の伴う施策が今の日本企業に求められているのであり、本当の意味で"本気"になった企業だけが中国で最終的に成功を収めることができるというのは間違いない。

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このページは、qianlanが2010年4月 2日 00:01に書いたブログ記事です。

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