2010年4月アーカイブ

企業紹介 - 上海汽車

上海汽車工業(集団)総公司は「上汽集団」とも呼ばれ、第一汽車集団、東風汽車集団と並び中国3大自動車グループの一角を担う大企業です。

その事業は多岐にわたっていますが、主な事業は乗用車・商用車及び自動車部品の生産、販売、開発、投資。それに関連する自動車サービス貿易業と金融業務です。上汽集団の2006年における完成車販売台数は134万台で、その内訳は乗用車91万5000台、商用車が42万9000台となっています。

この数字は中国の全国的自動車グループにおける販売台数の首位に位置しています。さらに2007年の完成車販売台数は169万台。この年の上汽集団はその販売収入143億6500万ドル(約2200億円)を計上しており『フォーチュン』誌の「2009世界トップ企業500』では第359位に入っています。

上汽集団の主要戦略は自主開発と海外提携です。ドイツのフォルクスワーゲン、アメリカのGMなど、世界の有名自動車企業との戦略的な事業提携を強化することで、上海通用(GM)、上海大衆(フォルクスワーゲン)、上海双龍、上海通用五菱(SGMW)、上海申沃(ボルボ)などの系列製品を生産するほか、自社ブランドの確立にも注力し、「栄威750」などの製品を次々に市場投入しています。

上汽集団は、上海以外にも柳州市、煙台市、藩陽市、青島市、儀征市等に生産拠点を設立しています。宇上汽集団は2006年10月に中核事業の持ち株の83.83%を投入し設立した上海汽車株式有限公司(上海汽車と略称)に移管し、現在は国内A株市場において最大規模の自動車企業になっています。

中国奮闘記(4)

留学生として大学で中国語を学んでいると、当然中国で学んでいる学生と知り合う機会がある。

 
特に日本語を勉強している中国の大学生に日本語を教えてあげる代わりに、その学生から中国語を教えてもらう(中国語だと互相学習を略して互相という)というのは留学生恒例の学習方法だ。
 
日本人と中国人がこの互相をやると、大抵は中国の人の日本語学習レベルのほうが高くて、例にもれず僕もそうだった。
 
教育大学で日本語を学ぶ学生というとやはり女性が多いので、僕の互相の相手も大学3年生の女の子だったのだが、お父さんとお母さんも先生という教育一家の生まれで、本人も教師を志望しているだけあってとにかく教えるのがすごく上手だった。彼女のおかげで中国語が相当レベルアップしたし、互相を開始してから2ヶ月くらいたったころから、1人で街へ出ても何とかなる(あくまで何とかなる!)ようになった。
 
逆に申し訳ないなと思うのが、僕が彼女に質問したことはほとんど答えてもらえたのに、彼女が僕に質問したことはなかなかうまく答えることができなかったことだ。もちろん言葉のレベルの問題もあるのだけど、例えば日本の文化とか習慣、その背景、理由等、日本語でもなかなかうまく説明することができなかったし、思えば彼女は私とコミュニケーションを取るときほとんど日本語を話していた気がするので、ほぼ一方的に僕が彼女に教えを請うようなものだった。
 
中国の人は本当に日本のことをよく勉強している。それが時には斜め逆方向に飛んでしまっていることもあるけれど(彼女に、日本では電車に乗るときも正座して座らないといけないんですか?と質問されたときには回答に困った)、これは学生さんに限らないし、中国のビジネスマンや経営者、企業は日本のことを相当よく研究している。昨今の中国の携帯電話キャリアの3Gサービスの展開方法が日本の通信キャリアのやり方とほとんど同じであるところからもそれはわかる。
 
この互相は、彼女が卒業すると同時に自然に終了することになったのだが、その後働き始めてから、個人的な用事があって華東師範大学の教務課へ行ったらなんとその彼女が働いていてびっくりした。
 
卒業してそのまま大学に就職できたそうで、彼女は先生になるという夢を叶えたことになる。これをみて、そのとき中国の会社でぼうっと働いていた僕がこれではいかん!と思い起業を思いたった話はまた別の機会に。
 

iPad中国版?

中国製iPad、続々登場

米国以外の地域での販売が延期されているiPadですが、中国ではさっそくニセモノが出回っているようです。動画の製品はWindows7が動作しているようですね。マルチタッチも可能なもよう。これはこれでiPadとは別に欲しい感じがします。

一昔前の中国製品というのは高級ブランドのバッグなどをそのままコピーするだけのものでした。しかしニセ携帯電話やこのようなITガジェットなどは本物に似せるだけでなくて、本物にはない特徴を持ってたりするので面白いですね。

例えばこのニセiPad。作った人たちは単にWindows7をベースにつくった方が簡単だったからそういう仕様にしただけかもしれません。しかし結局Windows7がそのまま動くスマートガジェットという珍しいモノを実現しているわけで、ガジェットマニアからみたらとても興味をひく製品になってしまっていると思います。もしかすると中国のニセモノガジェットから超人気製品が登場した!なんてことも将来起こるかもしれません。そうなったら笑えますね。

だいぶ規制されてきたとはいえまだまだ根が深い中国のニセモノ業界ですが、トレンドが変わってきているのかもしれないです。

 ソフトバンク、中国方式PHS採用へ 支援のウィルコムが提供

 
中国政府は近年、グローバル中国企業、グローバル中国ブランドの育成、中国発の世界業界標準の実現に相当力を入れていますから、それが可能となる企業の動きには強力にバックアップすると思います。
 
つい最近では蘇寧電器によりLAOX買収、吉利自動車のVOLVO買収等がそうですが、今回のチャイナモバイルの件はそれよりもスケールが大きな話かもしれません。次世代通信で中国発の規格が世界標準となることは政府の悲願でもありますから、そのきっかけとなるこの動きは、政府から強力なバックアップがあることが容易に予測がつきます。
 
問題は、記事にもあるように日本側のソフトバンクが携帯電話業務とどう棲み分けるということなんですが、その辺は孫正義さんですから何かすごいアイデアがあるのかもしれませんね。
 
ちなみに日本の方はチャイナモバイル(中国移動)と言われてもピンと来ないかもしれませんが、日本で言うとNTT Docomoのようなイメージで、9ヶ月間の純利益が1兆1300億円なんて言う怪物のような企業です。

久々の物価ネタ

 

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ペットホテル一泊+こんな感じにカットすると70元(900円くらい)

 

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カーナンバーの取得は4万元(60万円強) 

 

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BMW1シリーズ輸入車 30万元(400万円くらい)

 

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郊外の一戸建ての家 550万元(7000万円くらい) 

 

本日は以上です、また仕入れてきます。

 

もうすぐ開幕上海万博

 5月1日の開幕を前にして、リハーサル開演が始まっている上海万博ですが、私の周りにもリハサール開演に行ってきた人をちらほら見かけるようになりました。

 
いろいろとお話を聞くことができたのですが、総括すると
 
 
    ”サバイバル”
 
 
まずどこへ行っても人、人、人、日本へ留学していたこともある中国の方曰く「週末の渋谷のスクランブル交差点がずっと続く感じ」だそうです。
 
 
・・・・・・そんなところ行きたくないなあ。
 
更に、セキュリティーチェックは来場客全員必須だったようなのですが、あまりの人の多さにチェックを諦めたようです。
 
 
・・・・・・爆発したらどうすんの?
 
 
リハーサル開演は一日の入場者数を10万人くらいに設定しているようですが、本番はこれの3倍くらい来るとのことで、もう本当に後何日かでオープンなのに大丈夫なんでしょうか。
 
 
これも友人から聞いた話ですが、こんなチャンスは滅多にないってことで、全国の窃盗団やらスリグループが上海を目指しているようで、上海万博はお客様だけでなく、いらないものまで呼び込んでしまっているようです。
 
食品飲料持ち込み禁止で不満爆発とか、KFCが市価よりべらぼうに高いとか、ゴミ箱が無駄におしゃれで肝心のゴミが全然入らないとか、係員が道案内できず自分が迷っているとか、チケット無い人が普通に入ってくるとか、いたるところで混乱があるようですが、何事も経験ですし、こういうビッグイベントを重ねていくことで中国の人も成熟した大人になっていくんでしょうねえと中国人の家内に感想を言ってみたところ、
 
 
甘いな!
 
と言われてしまいました。
 
 
ところで会場とは別に、万博が迫っているということで交差点毎にお巡りさんが立っています。しかも普段みかける交通警察のお巡りさんとは違って目つきが鋭く、動作に隙がありません。彼らは中国語で「武警」という人たちで、日本語にすると武装警察というほどの意味だと思います。
 
交通警察のお巡りさんはまあせいぜい「駄目だよーここ駐車禁止だよう」くらいですが、この武警の人たちはテロ対策にも出動するくらいの人たちですから、「それ以上近づいたら発砲する!」という感じの人たちです。
 
私は車を運転するのですが、最近は交差点やら高架道路に乗ろうとするたびにこの目つきの鋭くて、動作に隙の無い武警のおっさんに職質されるので、北斗の拳のラオウのような威圧感にかなりびびっている毎日です。
 
今日は、話がどんどん飛びますが開幕までもう後何日もありません、開幕したらさっそく会場へ駆けつけて現場からブログを更新したいと思いますので、ご期待ください。

中国奮闘記(3)

 大学時代に第二外国語が中国語だったとはいえ、ほとんど基礎が無いまま中国に渡ったので初級からスタートした僕の中国語の勉強は、予想通り人見知りな性格と、生来の気の小ささが災いして、思うように進まなかったけれども、自分の周りが皆外国人という環境が新鮮でもあり、授業自体はとても楽しかった。

 
先生は、当然中国の人なのだが外国人を専門に教えているベテランの先生もいれば、華東師範大学は教育大学なので先生の卵もいっぱいいるので、若い先生からお年寄りの先生までいろいろな先生に教えてもらうことになった。学生さんによっては先生が固定されないからわかりにくいという人もいたけれど、個人的にはいろいろな先生から授業を受けると人によって発音に癖があるので、結果的にヒアリングの能力が上がりやすくなるので良いと感じた。
 
まあ、そもそもそんな文句が言えるほどの能力もなかったわけだけども。
 
そういえば、うちのクラスの教えてきてくれた当時大学院生の女性の臨時先生が、ちょっと前にテレビで解説者として出演しているのを偶然見かけたのだが、相当に有名な方らしく、改めて華東師範大学が名門大学なのだなあと感じた次第です。

中国奮闘記(2)

 当時は日本も相当に不景気で、個人的には仕事も見つからなかったわけではなかったけれども、本音を言えば自分がやりたいと思う仕事ではなかったから、しばらく中国へ留学して、1年か2年経てば、景気も回復して、自分がやりたいと思う仕事も見つかるようなるだろうと思ったのが、その後10年、日本は「失われた10年」と言われる長期不況に突入するのだから、僕のあてはまったく外れていたことになる。

 
まあ、そんなことは当時は予想できるはずもなく、何はともあれ僕の留学生活は始まった。入学したのは、上海にある華東師範大学という日本で言う教育大学に当たるところだが、僕が入ったのは4年学ぶ学部ではなくて、中国語を学ぶための「漢語班」というもので学生は皆外国人だった。
 
華東師範大学は当時既に留学先としては有名で、学生は300人くらいいた。日本人もたくさんいたが、人見知りの激しい僕はなかなか打ち解けることができず、むしろ言葉がほとんど通じない、コンゴの人やフランスの人等と仲良くなった。フランス人は、みるからにバックパッカー然としていたが、コンゴから来た彼は話を聞く限り本国では相当に裕福な家庭に育ったようで、アフリカから来ている留学生は結構こういういいところのお坊ちゃんがいた。
 
当時印象的だったのは、クラスの中で最も優秀だったのが韓国の学生だったことだ。これは僕が在籍していたクラスだけではなくて、他のクラスも同じ状況だったようで、初級、中級、高級がレベル分けされている中でも、高級クラスはほとんどが韓国人だった覚えがある。
 
その後の韓国企業SAMSUNGやLGの中国での躍進も、実はこんなところに芽があったのかもしれないと思うと、韓国の人はすごいなあと勝手に感心したりした。

中国奮闘記(1)

 ちなみに僕は大学は文学部の出身で、これといった将来の展望も無いまま、単なる昔からの興味で中国近代史を専攻していたことと、父親が僕が子供のころから「人口が多い国が最後は勝つ、これからは中国の時代だ!」と聞かされていたこと、おりしも就職氷河期で文学部の学生に就職口なんかあるわけがないこと、大学時代に短期留学で中国へ行ったことがあり、中国語をマスターしたいなあ等の理由で、何となく中国の上海に留学することを決めた。

 
でも後になって聞いてみると父親は「そんなこと言ったっけ?」なんて言っているわけだから僕が中国へ行くことのきっかけになったと思っていた理由は幻だったことになる。

 今日の百度検索ワード急上昇ランキング

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2曹德旺 曹晖            青海省で発生した地震で、義援金2億元を送った親子52831 
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8双象股份中签号                              IPOに関して価格公開760 
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10阿福 玉树      青海省地震で、親子を助けて犠牲になった香港のボランティア男性2540 

中国ECサイトレポート公開

 弊社で作成した中国ECサイトに関するレポートが、ジェトロさんで公開されました。

 
中国のECサイトで売れるもの、売れないもの、どうやって売るか、日本企業として中国のネットでどう売っていくか等をまとめておりますので、中国のネット販売に興味がある方はぜひご覧ください。
 
 
からダウンロード可能です、よろしくお願いいたします。

 中国政府が新しい不動産価格高騰抑制政策を発表しています。

 
いろいろとややこしい内容もあるのですが、簡単に言うと、
 
1、初めて不動産を購入する人は、頭金は物件総額の30%以上
2、二軒目以降の購入の場合は、頭金は物件総額の50%以上
 
というこの二つが一番大きな内容です。
 
さて、この政策発表されて即日施行されたのですが、さっそく不動産価格が下がり始めています。ニュースによると、不動産投機で有名な温州人は、売り抜きで一人で630軒の不動産をこの政策が発表されたその日に処分したという記事もありました。
 
ニュースなんかを見ていると、庶民は不動産価格の下落を歓迎しているという声が盛んに報道されているわけですが、これもちょっと「本当?」というところがあります。
 
理由は簡単です、中国の不動産価格は中国の庶民からすると既に手の届かないような存在になっていて今回の政策で一時的に価格が下落したところで、そもそも手が出るような買い物ではないということです。
 
例えば、上海で外環状線内のエリアの物件だと、最低でも15,000元/㎡はします、100㎡の物件(三十坪強?)だとするとぴったり150万元です。
 
初めて不動産を購入する人が頭金が30%ということになると、大体50万元弱、月収3,000元行かない庶民にとってこの頭金は両親や親戚からかき集めても現実的ではない金額です、更に毎月のローンを考えるととてもじゃないが払っていけないのです。
 
一方二つ目の不動産を購入する人、これは投資目的ということになるかと思いますが、値上がりが期待でき、かつ現在は手頃と上海で思われるような200万元~300万元の物件となると頭金50%では100~150万元を準備しないといけません、いくらなんでもキャッシュでこの金額は難しいでしょう。
 
庶民にとって家は依然高値の花、中産階級にとっては財テクの道がふさがれる、お金持ちはキャッシュが豊富なのでむしろこの値下がりは買いあさるチャンスというのが今の中国の状況です。
 
実際、ブログやBBS等の口コミなんかをみていると、”金持ちばっかりが特をする!!”という書き込みも結構ありました。
 
万博が終わった後不動産市場がどう変化して、消費者が何を思うのか興味があるところです。

AV女優 蒼井そらさんのTwitterが中国で話題に

中国人が群がったAV女優『蒼井そら』のTwitter、公認アカウントに

AV女優蒼井そらさんのTwitterアカウント@aoi_solaがあまりにも多くのフォロワーを集めたために公認アカウントになってしまったようです。Twitterは中国からはアクセスできないのに中国人フォロワーが殺到するとは、すごいことです。海外には中国政府のフィルタリングを迂回するためのプロクシがあるらしく、一部の中国人ネットユーザーには知られているようです。それを利用してのアクセスではないでしょうか。

現在のフォロワーは40800人を超えており、まだまだ増えそうな勢いです。この報道につられて日本人ユーザーもフォローしていくんじゃないでしょうか。

話題になるのはいいことなのかもしれません。しかし本人もちょっと困惑する事態も起こっているようです。

ツイッターでの一部の要望について。: 蒼井そら Official Blog 今日のSOLA模様

ここに書いてあるツイート元の意図は正確に測りかねますが、やはり国の違いによる認識の差以前のことでしょう。有名人に対して直接的な金銭のアプローチはどこの国でも警戒されて然るべきです。インターネット黎明期のアメリカではこの手の詐欺は実際たくさんありました。対して蒼井さんの真摯な対応は素敵ですね。

しかしアクセスが禁止されている国でもこれだけ需要があるTwitter。日本は最近妙なことで話題になっていますがすごい影響力ですね。

中国市場で戦う(6)

 良いものをつくっても売れるわけではない

 
良いものを作っていれば売れる。それは確かに真理ではある。かつて日本の会社は世界が驚くほどの精巧な製品を作り、世界中で日本製品を売ってきた。世界の誰もがみたことのないような高い品質を誇る製品を世界が目の当たりに、極端に言えばほうっておいても世界中の会社が日本の製品を買いに来たのであり、そういう意味では"良いものを作っていれば売れる"を実際に身近に体験してきたのが日本の企業なのである。
 
しかし時代は変わった。日本の企業は依然として高い品質の製品を作っている。ただ、日本、日本の企業以外にも優れた製品を作る国、企業が登場し、相対的にみれば日本企業の地位は下がった。簡単に言えば埋もれるようになってしまったのである。今、世界の市場にはたくさんの商品、たくさんのブランドがあふれかえっており、安いモノから高いモノまで、良いモノから悪いモノまで、デパートでも、スーパーでも、インターネットでも売られているものは無限に近く、玉石混淆の状態にある。そんな状態では、仮にとても良いものを作っていたとしても、それがすぐ売れることにつながらない可能性が非常に高い。
 
特に中国市場は、良いモノから悪いモノという以外にも、本物と偽物という要素も加わるため、消費者は商品を買うにしても、それが良いモノなのか、悪いモノなのかだけでなく、本物なのか偽物なのかという点も考えなければならないのであり、商品ひとつ購入する際の情報収集のリテラシーは相当に高く、消費者としても百戦錬磨である。そんな世界でも有数の厳しい目をもつ消費者がいる中国市場で、製品の良さだけで勝負するというのは、よっぽどものすごいモノで無い限りは最初から勝ち目がないのであり、それは簡単に言えば素手で草原に狩りに出るようなものである。
 
狩りに出るには武器がなければならない、中国市場で製品を売るときの武器は簡単に言えばそれは「情報」ということになる。更に言えば「製品に関する情報」であり、この情報を中国の消費者にどのように発信し、伝え、浸透させ、流通させるかがモノが売れるかどうかの鍵となる。極言すれば、この「製品に関する情報」がなければどれほど良い製品であっても中国では売れないのである。
 

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スーパーでみかけた風景です。

お米を買っているようなのですが、ビッグサイズのカートに写真には4台しか写っていませんが前のほうにあと5台くらいつらなっています。

日本ではありえない光景ですが、おそらくレストランか業社の方なのでしょう。中国ではスーパーで仕入れをしている人を普通にみかけます。

例えばノンブランド風で低価格なこういう仕入れ買いをする人々のための商品を流通向けに開発するっていうのもひとつの戦略かもしれません。何せ一回に購入する量が半端ではありませんし、彼らはあまり品質とかブランドというのにはこだわりませんから。

1人で買いに来ていたみたいですが、この後どうやって持ち帰ったのだろうかととても気になるところです。

 

 

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写真はとあるスーパーの実演販売です。布団圧縮パックを売っていました。どうやら説明しているのがスーパーの人らしくあまりやる気がありません。こういう実演販売は普通中国では一つ売れると本人にボーナスでいくらか入るようになっているのですが、社員なのでそれももらえずやる気がでなかったのかもしれません。

 
ちなみに隣で焦げ付かないフライパンを売っていたおじさんは私服でめちゃくちゃがんばっていましたから、個人で契約して売った分だけボーナスがもらえる約束なのでしょう。やはり何をするにもモチベーションというのは大切ですね。
 
中国語では歩合、出来高制、インセンティブのことを”提成”と言います。あげすぎるともうけがでないし、少なすぎると本人のやる気が出ないので、微妙なさじ加減が必要です。
 
ちなみに私はあまりやる気がないお兄さんから布団圧縮袋を買いました。必要だと思っいる場合は店員さんのモチベーションはあまり関係ないかもしれません。

中国市場で戦う(5)

 中国では「小さく始めて、大きく育てる」は難しい

 
本気度というのは気持ちだけにとどまらない。どれだけの人間を投入するのか、どれだけの予算を投入するのか、どれだけ最高の製品を投入するのか、中国は今世界で最も競争が激しい市場であり、世界の名だたるグローバル企業が"覚悟"をもって乗り込んでくるところである。そんな市場で成功しようと思ったら"小さく始めて、大きく育てる"なんて悠長なことは言っていられない、小さく始めて芽があるとわかるとあっという間に競争相手に真似されて出し抜かれることになる。著作権や知的財産権の管理が先進国に比べて進んでいない中国ではアイデアやデザインを盗まれたとしても、それに文句を言う話の持っていき所はないのである。だとすれば、本当に中国で成功したいと思うなら、"大きく始めて、巨大に育てる"計画がなければ、理想的な成功は望めないし、結果として"労多くして功少なし"になってしまう可能性が高い。
 
繰り返しになるが、世界のプレイヤーが今中国市場を目指している。企業も、ヒトも、カネも、モノも皆中国に集まってきている。ここで勝負して、更に勝利するには、並大抵の覚悟では不可能だし、"小さく始めて、大きく育てる"なんて言っていては競合他社からぬるい相手と思われても仕方無い。P&Gの中国市場での広告宣伝予算は、言うまでもなく巨大である、中国の家電量販店チェーン蘇寧電器はついにトップの国美を業績で抜いたが、同社の新店舗開店速度は一日二店舗という速度である。キャリア大手チャイナモバイルの09年の純利益は1兆5,200億円である。SAMSUNGは中国の3G時代を見据えて携帯電話領域でとんでもない規模で開発予算を投じている。化粧品大手LOREALはアジアの拠点をシンガポールから上海に移し、中国の大学と提携して優秀な学生を青田買いして、自社の研究開発センターで育成している。次世代鉄道入札のために、SIMENSは自国の首相を中国に連れてくる。こんな市場で、"小さく始めて、大きく育てる"が果たして通用するだろうか。そうしたアプローチを否定するものではないが、こと中国市場ということで言えば、成功の可能性は薄いと言わざるを得ない。

 1万メートル上空を時速600キロで飛ぶボーイング747に乗っているときよりも、外環状線を時速100キロで走行しているフォルクスワーゲンサンタナタクシーに乗っているほうが恐怖感たっぷりだということは、問題は高さということではないらしい。

そんな出張の感想

中国政府のネットマーケティング

中国政府、ネット工作員を28万人配備:「グリーンダムたん」も登場

まあ大規模なファイアーウォールでネットに国境を敷いてる国ですのでプロパガンダも当然と言えば当然のことですね。こういうキャンペーンは特にネット上に限ったことではないですから特に驚くべきことではないでしょう。記事では5毛でネットにコメントしている人たちを「ネット工作員」と呼んでいますが、これもなんか誇張が過ぎるような気がします。

ともあれ、情報が自由な国から見ると中国のネット情報が非常に窮屈なように見えますね。
窮屈なのは確かですが、意外とみんな自由にネットを使っています。彼らからすると政府のこういったプロパガンダは毎度のことなので、政府の本音とタテマエをかぎ分ける知見はみんな持ち合わせているものです。その観点から見ると、こういう政策は熱烈な共産党員以外にはあまり効果がないように思います。

ところで、グリーンダムたんがWikipediaに載っているとは知りませんでした。
ここまで有名になっていたとは。Greendamが話題になった当時はものすごい数のキャラデザインがネットに掲載されたものです。みんなよくできてましたね。

Shanghai Watchの記事でも当時の画像を掲載しています。
ついでに百度で調べ物をしている途中でグリーンダムたんの歌も発見しました。こちらもムダに完成度が高いです。

 先日とある日本の新聞の取材でお話させていただいたこと。

 
質問:日本企業と欧米、韓国企業、中国企業でPRやマーケティングのやり方に違いはありま すか?
 
回答:全部とは言えませんが、日本の会社は例えば製品が発売されたりとか、何かイベント が発生すると慌ててそれに対応することが多い。それに対して欧米、韓国企業は常になにがしかの情報を発信し続けているという印象が強い。
 
もちろん日本企業でも常に情報発信を行っているところはありますし、まったく何もやっていない欧米企業もありますが、一般的にはこういう傾向があります。
 
 
自分で答えてからふと思ったこと、
 
・ブランドとしてのプロダクトとコーポレート
・夏休みの宿題の終わらせ方
・継続は力なり
・少し派手すぎるくらいでちょうど良い
 
すみません、今日は独り言です

 

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ちなみに、未だに「日本人は毎日刺身と天ぷらを食べている」と思っている中国の人が少なからずいます。更に「寿司は回るもの」だと思っている人も結構います(これは日本の子供さんでもいるかもしれませんが)。

これを「そんわけないじゃないか」と笑い飛ばすのは簡単ですが、中国でモノを売ろうと思うならいっそのことこういうイメージに乗っかかることも一つの手ではないかと思います。

中国の人が考える日本のイメージ、富士山、桜、北海道、高品質、安全、安心、ホスピタリティーこんな所に日系企業のチャンスが眠っているかもしれません。

中国のマクドナルドでも「和風月見バーガー」が売られてヒットする時代ですから、イメージに乗っかかる戦略は中国では大切だと思います。

 

「経営ストレス最多は中国人」

経済成長に沸く中国ですが、その中での競争や大きな社会の変化にもまれながら経営を続けていくことは大変なストレスのようですね。まあよく考えれば当然のことですが。

それでも経済成長が右肩上がりのうちは利益が上がるので大きなストレスの中でもやる気を失わず経営していけるかもしれません。これが一段落したときが中国の経営者にとっては本当の勝負所かもしれないです。

一方で、中国の会社員はどうなんでしょうか?日本では会社員のストレスやそれに伴う鬱病が社会問題として取り上げられることがしばしばあります。中国でも同様の問題がないとは考えにくいですがどうなんでしょう?

こちらも給料が上がっていくうちは無理してでもがんばれる。しかしそれが頭打ちになるとどうなるんでしょうか。その際の中国サラリーマンの動向も興味深いですが、その社会的変化の規模がハンパではないであろうことのほうが注目です。中国国内の変化もさることながら、それが世界にどのような影響を与えるのかが気になるところですね。

上海万博以降の中国経済を見据える上で、この辺も視野に入れておきたいところです。

 本日、中国は清明節というお休みです、土日月の3連休ですね。清明節はお墓参りをするための祝日で、日本だとお盆にあたると思います。

 
なので、私一人だけ出社なのですが、会社に向かう高架道路は普段は市の中心部が向かう方向が大渋滞なのとは逆に、今日は逆に郊外へ向かう側が大渋滞でした。
 
中国のお墓は霊園のような共同墓地にあるので、大体場所は郊外です。以前は親族一同でマイクロバスをチャーターして移動が多かったのですが、近年の自動車ブームで皆さん自動車でお墓参りというのが普通になっています。
 
ただ、これで困るのが大渋滞、もともと郊外の霊園は農村の近くあったりするので道路も一度に大量の自動車が走ることは想定していませんし(最近作られた新しい霊園は、郊外のショッピングモールなみの駐車スペースを設置していますが)、舗装もちゃんとされていないようなところもあったりして、お墓に入るまでの渋滞が半端ではありません。
 
毎年メディアでも取り上げられますが、霊園の近くまでくると1時間で10メートルしか進まないようなこともしょっちゅうです。家から霊園付近まで1時間半として、霊園付近から駐車場まで2時間というのも普通です。これだけの大渋滞になると、もういいや!と思う人も多いと思うのですが、そこは皆さんしっかりと毎年お墓参りされるんですね。
 
日本だと若い人はあまりこういうお墓参りについて行かないですが、中国ではおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、息子さん、息子さんの奥さん、孫(赤ちゃん)が総出というのもよく見かけますから、若い人たちの信心というのも興味のあるところです。
 
ちなみにうちは渋滞を避けるために、時期をずらしてお墓参りしたのですが、同じことを考えている人が大量にいたせいで、あえなく渋滞に巻き込まれたというオチでした。

中国市場で戦う(4)

  中国で商売をしようと思ったとき最初に何をするだろう。本を読む、調査をする、知り合いに話を聞いてみる等々、様々な方法が考えられるかもしれない。ただ、もし本当に中国で商売をしようと思うなら最も良い方法は、実際に中国へ行くことだ。中国に一定期間住み着いて、現地の生活に溶け込んでみれば本や調査では見えてこない中国と中国の消費者が見えてくる。中国市場で成功していると言われる韓国や台湾の人がすごいのはこの点が徹底していることだ。彼らは中国で商売をしようと決めたら、一家を挙げて中国に移り住んでくる。もちろん、中国に住むだけでビジネスがうまくいくほど甘いものではないにしても、家族で移り住んでいる人と、本や調査で済ましている人が中国で戦えばどちらに部があるかはある程度想像がつく。

 
 移り住むという意味では多くの日本企業が駐在員を中国に送り込んでいるが、現地の人が到底住めないような高級マンションに住み、毎日外食の日本料理で済ましている駐在員という存在はどこかで中国に根付いていない。中国に移り住んでいる点では来ないよりは良いとしても、上の韓国人や台湾人のような本気の人たちとは意気込みが違う。一時期中国で韓国企業の夜逃げ騒動が社会問題となったことがあったが、逆に言えば中国で失敗したら夜逃げするしかないほど中国にかけていたということも裏返しでもあり、日本企業はそんな韓国企業や台湾企業とも戦っていかなければならないのであり、ときにみかける日本人の危機感のなさは、中国市場の日系企業の将来が決して楽観視できないことを物語っていると思う。
 
 つまり、簡単に言えば重要なのは"本気度"であり、中国市場でどれだけやっていく覚悟があるかということである。"これからは中国の時代"という言葉が日本のメディアでも連日踊っているが、日本人や日本企業はその言葉の意味をあまり突き詰めて考えていないように思える。言葉では"中国市場は最重要"と言っていても、ヒト・モノ・カネの中国への投資は、言葉ほど重要視されているとは思えない規模の会社も多い。極端なところでは、日本人駐在員が一人で、総務、人事、広報、総経理を担当しているような会社も少なくない、だとすれば"中国市場は最重要"という言葉はあまりにも軽すぎであり、それで中国で成功しようと考えるのはあまりにも中国を甘く見ている証拠と言われても仕方がない。
 
 "どれだけ本気で中国に取り組むか?"言葉だけではなく、実効性の伴う施策が今の日本企業に求められているのであり、本当の意味で"本気"になった企業だけが中国で最終的に成功を収めることができるというのは間違いない。

中国市場で戦う(3)

  どれだけの意欲と本気度をもって中国市場に取り組むか、それがこの巨大な市場で成功するか否かの鍵となっている。それは企業の規模というよりも、自社のリソースのどれだけの部分を本気で中国市場に投入する気があるかという一点に集約される。最近、よく中国市場へ進出したいという話がいろいろなところから入るようになってきた。一応正直に実情を紹介して、今となっては既に遅いと思うというお話をさせていただくことが多いが、それでもどうしてもやりたいというお客様には、どれだけ本気なのかを聞くようにしている。ここで"とりあえず最初は小さく・・・"という言葉が出てくる場合、成功の確率はとても低いことになるだろう。

 
 だからといって"中国が駄目ならもう後がない・・・"というのも困りものである。なぜなら日本でうまくいっていない会社が、求められるタフさが日本の比ではない中国で成功するとは思えないからである。どんな会社でも挑戦する権利はあるが、成功している企業は相当の覚悟を持ってやっているし、失敗している企業はやはりそれななりにしかやっていないという点で共通している。例えば、服飾のショップを開店するにしても、知り合いの紹介で安いところが見つかったからという理由だけでそこに開店しているようなことがあまりにも多い。立地が重要な服飾ショップで、友人の紹介というだけで店舗を決めるというのでは成功はおぼつかないし、これは極端な例だとしても、似たような状況はたくさんある。

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