2009年12月アーカイブ

年末年始の予定

2009年12月31日-2010年1月3日まで更新をお休みさせていただきます

ご挨拶

日本の年末年始は、中国は通常営業中国の旧正月休みは日本は通常営業

中国で会社をやって約10年、唯一の不満かもしれません

今年もお世話になりました、来年は更に充実したコンテンツを目指しますので引き続きおつきあいのほどよろし
くお願い申し上げます。

空港のiPhone率

先日、所用にて大阪に出張したのですが、上海に戻る関空のチェックインカウンターはちょうど帰省、出国ラッシュのまっただ中ですごい数の人が並んでいました。

上海行きの便のチェックインのために並んで、帰国する観光客の一団とおぼしき中国の人たちをぼーっと眺めていたのですが、気づいたのは、40人中30人くらいiPhoneを持っていたということです。背面ぴかぴかだったのでおそらく3GSだと思います。

やはり中国では依然として携帯電話はステータスアイテムです。3G対応端末なら海外でもカードを差し替えれば使うことができるという実利的なメリットもあると思いますが、6000元出さないと買うことができないiPhoneは中国のお金を持っている人からすれば値段から言っても容貌から言っても持っていてメンツの立つアイテムかもしれません。

三国志の曹操の墓が断定される

河南の墳墓「曹操の墓」と断定…遺骨を確認・副葬品の数々も

先週末は多忙に付き更新が滞ってしまいました。すいません。

さて、歴史に関するニュースです。三国志時代の英雄 曹操の墓が断定されたようです。曹操の墓とされる墳墓は中国各地にありこれまで確定していませんでしたが、石碑の銘文などから安陽市安陽県の安豊郷西高穴村で発見された西高穴村2号墓地がそれであると中国河南省文物局が発表しました。まだ暫定的な発表にとどまっているようですが、曹操研究においてはかなり重要な発表ではないでしょうか。

こちらの記事に陵墓の写真が掲載されています。かなり大きいですね。総面積740平方メートルにおよぶものだそうですが、曹操は薄葬令を下し薄葬を推進していたらしいですがさすがに戦国時代の大英雄、薄いといってもこの規模なのかもしれません。

少林寺が上場企業に?

「少林寺」がオキテ破りの株式上場で企業に?

なんと、少林寺が企業になるとは。これも中国の景気の勢いを示すものでしょうか(笑)
登封市と大手旅行社が共同出資で新会社を設立するということですが、社名は「嵩山少林寺有限公司」とでも命名されるのでしょうか。けっこう気になります。

収入源は観光名所の入場料と少林寺が経営する武術学校の売上げになると見られます。企業化することでこれらの収入を資本として他のビジネスへの投資できることになり、いろいろな分野でのビジネス展開の可能性が考えられます。「伝統武術」、「強い」みたいなブランドイメージは確固たるものがあるのでそれらを上手く活用すれば様々なジャンルでおもしろいビジネスができるのかもしれませんね。

しかし、現在でも入場料収入で年間1億5千万元もあるんですか。少林寺がそんなに儲かってるとは知りませんでした。そういえば友人が少林寺に観光に行ったとき名所を散策していると向こうから少林寺の僧がしずしずとやってきたそうです、彼の前に立ち止まると僧曰く、

「南無阿弥陀仏。ところであなたは武術に興味がありませんかな?この近くの武術学校で一日体験入学をやっております。今なら割引キャンペーン実施中。」

。。。こんな話を聞いたのを思い出しました。
意外にやるかもしれませんよ。少林寺有限公司。

OMEGAハードケース女性誌

OMEGA謹製、ハードケース入りコスモポリタン(女性誌)です。

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お、OMEWGA太っ腹と思ったのですが、レジでいつもより10元高いというオチ
がついていました、しっかり元を取るのが中国式ですね。

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中に雑誌が入っています

 

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うしろはオメガ

 

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ファンにはちょっとしたお宝ですね

熱さまシートくらい冷える

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郊外に住んでいるので気温も体感で2,3度低いような気がします。池も凍っているので余計に寒く感じます。

そして、毎朝恐怖なのが車のシート。中国ではレザーシートのほうが人気が高いのですが、これが朝乗り込むときにひんやりどころじゃない冷たさで、熱さまシートくらい冷えています。

冷たさ対策のため、皆さん毛皮のコートのような布のカバーをかけていることが多いです。だったら最初から布シートでいいじゃないかと思うかもしれませんが、高級感や汚れにくさ(こっちのほうが大きい)ということを考えるとレザーシートの人気は高く、中国ではレザーシートがむしろ標準仕様だったりします。

エントリーモデルのコンパクトカーでレザーシートというのは日本人からすればやや違和感があるのですが、これも中国消費者のニーズであると考えたらメーカーもそんなことは言っていられませんね。

中国のユニクロでもヒートテックが人気です。

 

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以前は”ユニクロは高い”と中国の人に言われていたのですが、中国も人々が豊かになり
物価も上昇した現在、ユニクロの商品の価格は他の商品に比べて決して高いとは言えず、むしろ格安と言えるほどになってきました。

もともと日本からやってきたブランドとして品質が良いイメージはあったので、ユニクロはいよいよ中国でも実りの時期に入ってきているのかもしれません。
 

企業紹介 - 東風汽車

 東風汽車公司はトラック、バスなどの生産で中国一を誇る自動車メーカー。
中国3大自動車メーカーのひとつです。

前身は1969年に湖北省十堰市に設立された第二汽車製造廠。それから30年のうちに十堰、襄樊、武漢に生産基地を次々に設立して生産を拡大しました。現在は上海、江蘇省塩城、新疆ウルムチ、遼寧省朝陽などに支社がありその事業範囲は商用車・乗用車・自動車部品など自動車関係の製造を総合的に展開しています。

2008年の自動車販売台数は132万600台で、販売収入は1969億元(約2兆6000億円)。総合市場シェアは14.8%を達成しています。個別市場においては、中・大型トラック、SUV、中型バスで第一位。軽トラック、軽バスでは第二位、乗用車三位という位置にあり、トラック、バスでの強さをみせています。

また、フランスのPSA(プジョー・シトロエン)グループとの戦略的提携で常に拡大路線を採用しており日産とは全面的な合弁事業を推進するほか、ホンダとは提携分野の開拓に積極的、韓国の起亜自動車とは合弁会社を設立など外国企業との提携も熱心に推進しています。

上海万博の日本館が気持ち悪いと話題に

「まるでウミウシ?上海万博の日本館が「気持ち悪い」と話題」

紫蚕島という名前だそうです。上海万博の日本館。
敷地面積約6000平方メートルで万博中最大級の面積を誇る建造物となる予定ですが、デザインが公開されたとたん「気持ち悪い」と話題になっているようです。

Google画像検索の結果はこちら。
たしかに奇妙なデザインですがこれが6k平方メートルに渡ってどしんと建っているとそれはそれで壮観な感じになると思います。外装の材質などによっても実際に見た感じが変わってくると思いますがどうでしょう?個人的にはなかなか興味深いデザインだと感じました。

日本館アテンダント募集のページによると生命体のような建築をイメージしているのだとか。
屋根部の縦穴は太陽光や雨水を取り入れて利用するためのものだそうで、環境と調和するデザインだそうです。日本館公式サイトには日本館に活用される環境技術が紹介されています。

おっと、もうだいぶ工事が進んでいるようですね。

長居されてもOK

上海で無料の無線LANが利用できる飲食点が増えている。

店にとってはコストをそれほどかけずに集客になるのがその理由らしい、飲食は客をいかに回転させるかが最も重要な点だが、無線LANが入っているお店をみると大抵はカフェやちょっとおしゃれな洋食風レストラン(説明が難しいが要は高級なファミレスな感じ)が多いことに気づいた。

これはおそらく、客単価が高いから必死に客を回転させる必要がないうえ、むしろ客に長居をしてもらって、コーヒーやメニューをおかわりしてもらったほうが得だと考えているからだろう。

実際、カフェによってはラテを頼んで40元、実に庶民的な定食(高く見積もって10元)の四倍の値段なわけで(ここでは原価や材料費、立地による家賃の違い等は置いておく)、単純に考えて定食は30分で食べ終わるとすると、カフェだったら1人のお客さんを120分滞在させてもOKということになる。しかもその間におかわりしたら、一気に売り上げが80元になり、120分滞在されても十分もうけが出るという計算になる。

もちろんことはそう単純ではないけれども(これが正しいなら中国の人の気質からして、皆カフェを開店してしまう可能性が高い)、中国のカフェで飲まれているそこそこ高いコーヒが、長居する客からでも十分もうけが見込めるほど相当の高値で売られているのだなあということがわかったのが大きな収穫でした

パナソニック 中国内陸部進出へ

パナソニック、中国で内陸部の農村向け家電製品も進出へ

中国政府が家電下郷プロジェクトをすすめる内陸農村部にパナソニックが乗り出す意向であることがわかりました。家電を使ったことのない農村部民に向けて低価格で使いやすい家電の開発研究を開始するそうです。

国内都市部では既に家電が行き渡っているので、まだ家電が浸透していない農村部への販売を拡大する戦略です。しかし都市部と農村部では文化格差が大きいので既に都市部で普及している家電では急速な販売拡大が望めないという判断なのでしょう。家電を使ったことのない人でも使いやすい製品を新規開発する計画のようです。

製品の企画開発力を活かした戦略だと思います。一方、販売においてはハイアールなどの国内大手との競争が厳しいのではないでしょうか。パナソニックが製品の質において農村向け家電商品市場の中で一定のシェアを確保することが期待されます。

時代はウェブキャンペーン

本日体調不良のため、以下のみでお許しください

 

上海GM Buick New Regal

http://you.video.sina.com.cn/b/18289100-1557207635.html

 

NOKIA N96 携帯電話

http://you.video.sina.com.cn/b/19015217-1319693180.html

 

北京日帰り出張メモ

北京に日帰り出張して気づいたこと

・北京のスターバックスの無線LANは、以前の紹介したようなショートメッセージで
 申し込めるタイプではなかった

・北京首都空港は無線LANの入りがエリアによって著しい差がある

・車が黒い

・運転マナーが上海より良い

・機内誌充実(精品購物指南があったのは驚いた)

学びの多い出張でした

お疲れ様でした
 

パイオニア、上海汽車工業と合弁会社を設立

パイオニア、上海汽車工業と合弁会社を設立--中国のカーナビビジネス拡大へ

パイオニアの中国企業との取引が立て続けにきましたね。
先日の報道に加えて今度は合弁会社の設立だそうです。

上海汽車といえば中国の三大自動車メーカーのひとつ。この大手と組んで中国内での交通情報システム、カーナビビジネスの生産部分を担当するようです。合弁会社は交通情報、カーナビビジネスを中国内で完結させることが狙いのようです。

先日の蘇寧との事業提携を知ったときにはそのままいけばパイオニアは買収されるんじゃないかと思いましたが、この報道で複数の中国大手企業と提携することは買収防衛対策かもしれないなと思いました。

一方、これらの取引を見ているとパイオニアの覚悟のようなものを感じます。
中国に向けて生産事業に徹底して自社の強みを活かしていく。という方針なのかなと思いました。

中国内のカーナビメーカーと対抗するには価格より質の勝負になるでしょう。中国内の高価格帯携帯電話販売においてのシャープの成功がそれです。日本メーカーとしては他の追従を許さない技術で高品質な製品を提供していくことが成功のカギになる気がします。パイオニアがメーカーとしてどのようなモデルを築いていくのかとても興味深いですね。

本日はちょっとメモ書きに

本日はちょっとメモ的に利用させていただきますので申し訳ありません。

http://japan.cnet.com/blog/zucoco/2009/12/07/entry_27035712/

中国工業&情報産業部11月に策定した工信?管函【2009】562号の管理規定は12月から実施されることになりました。近日中国国内のサイトやホスティングプロバイダがブロックされたケースは多数あります。

携帯サイトのアダルトコンテンツを規制するための管理規定ですが、既存のサイトライセンス制度(ICP制度)を一層強化する内容も含めれています。 ICPについて、主な内容は以下の通りです。

1.ICPライセンスを持たないと、これまでサイトの公開は無理でしたが、これからはホスティングさえできなくなります
2.公開中のサイトについて、各プロバイダはICPライセンスの点検を行います。ICPがなければ、即ブロックされます
3.登録情報に不備が見つかれば、サイトもブロックされます

注意すべきことはこれまで書かれていたようなことですが、一点追加です。ICP取得した以後、サイトのホスティング先移動された場合、 ICP改めて申請もしくは情報変更する必要があります

中国でも新型インフルエンザが猛威を奮っています。

で、最近突然人気になった商品に写真の中のようなものがありますこれは一体なんでしょう?

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そうです、加湿器です。

中国の人はどんなに寒い日でも窓を開けて換気をしますが、新型インフルエンザが大流行して以降、そもそも窓を開けても外からウイルスが入ってくるから意味ないじゃないかということになり(意味が無いことはないと思いますが)、特に今年に入ってから加湿器の人気が爆発的に高まっています。空中に浮遊しているウイルスを湿気で飛ばないようにしようという作戦でしょう。

ペットボトルに水を差し込むだけの簡単なものから50万円以上するハイスペックなものまでお客さんも真剣に選びながら、店員さんの話を熱心に聞いているのが印象的でした、中国の消費者のモノを買うことへの真剣さというのは見習うべき点があるなと思います。

面白いと思ったのは、子供服やおもちゃ、文具売場といったいわゆる子供を集客するフロアに加湿器売り場があったことです。さりげなく加湿器売り場に近寄って店員さんと、お客さんの会話を聞いていると、その意味が理解できました。

店員さんはお客さんに向かって熱心に「お子さんのお部屋に置いていただければ、ウイルスが空中をまうことごないので、インフルエンザ等の予防にもなりますし、エアコンで乾燥している部屋も程よく湿度があがってお子さんもぐっすり眠れますよ」とセールストークを展開していたのです。

中国では子供にお金をかけるのが普通ですから、あってもなくても実はあまり困らない加湿器のような商品を売るには本人を説得するより”子供のため”という言葉で、親心を攻めるのが非常に有効ですし、このあと実際ご両親は10000元もする加湿器を購入していたのですから、店員さんのセールストークの技術も大したものですが、中国のご両親の子供にかける情熱に感心したデパート散策でした。

 

パイオニアと蘇寧電器が家電販売で事業提携

パイオニア、蘇寧電器とホームエレクトロニクス事業で戦略的提携契約を締結—新たな戦略で中国市場での成長を加速

ラオックスもそうですが蘇寧電器の事業戦略は日本を基盤としているんでしょうか。
AV機器を中心としたパイオニアの製品を蘇寧電器が大陸で販売するということらしいです。実質メーカー家電の輸出代行だと思うんですが、商社ではなく家電量販が手がけるというのが新しいですね。

蘇寧電器からすれば、他の日本家電メーカーとも事業提携を結んで販売できる商品数を増やしたいはず。今後蘇寧が積極的に日本国内の家電メーカーと接触する可能性は高いと思います。メーカーからすれば大陸の強力な販売チャンネルができるのでよいことですね。

日本のメーカーが気をつけないといけないことは、販売を抑えてる蘇寧が強力になりすぎて事業提携といいつつ実質蘇寧の製造部門みたいになっちゃうことでしょう。その前に買収されちゃうとかも考えられます。蘇寧は製造を握ってハイアールのような総合家電企業グループになりたいと思うのでそう動いてくるでしょう。心情的にあまりそうなってほしくないですね。

まあそれはおいといてこのような事業提携モデルは今後日本企業と中国企業との間で流行るかもしれませんね。
今後どんなジャンルで提携話が出てくるか楽しみです。

増えるファミリーマート

 

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最近上海ですごい勢いでファイミリ-マートが増えています。

出店攻勢といってよい増え方です。

中国の場合このようにフランチャイズやチェーンが急激に拡大すると、個別の店舗の味やサービスのレベルが低下することが往々にしてあります。

特にファミリーマートは開店し始めた当初、他のコンビニに比べて店長を筆頭に店員さんのサービスのレベルが高いのが特徴でしたので、よく利用している身として個人的に心配していました。

なので先日、物好きにも上海のファイミリ-マートを5店舗ほど回ってみたのですが、私の心配をよそに、どこの店舗でも相変わらずサービスのレベルは高く維持されていました。

ということは、中国市場で店舗を急拡大してもサービスのレベルを維持することができる
ということがこのファミリーマートの例からわかります。

一時例だけで結論を出すのは難しいとはいえ、このファミリーマートの事例は貴重なベンチマークになるはずなので、これからも注目していきたいと思います。

 

企業紹介 - ハイアール・グループ

ハイアール・グループ(海爾集団)は山東省青島を拠点とする家電メーカー、グローバル企業グループです。

冷蔵庫や洗濯機、エアコン、テレビ、ラップトップパソコンなどを主力製品とし、世界165ヶ国以上で生産・販売しています。グループ全体で2008年度の連結売上げは1220億元(約1兆8300億円)。

中国において冷蔵庫・フリーザー・空調・洗濯機・ドラム式乾燥機など8つの分野でトップシェアを誇っています。取り扱い製品について生産から販売まで一貫した管理体制を持つまさに中国の総合家電メーカーです。

日本においては、ハイアールジャパンホールディングス株式会社が2002年に設立。同年、ハイアールジャパンセールス株式会社と三洋電機が合弁で設立した「三洋ハイアール株式会社」がハイアールブランドの冷蔵庫、洗濯機、エアコンを輸入販売開始しました。

その後、「三洋ハイアール株式会社」は2007年に解散し、現在はハイアールジャパンセールス株式会社1社が輸入販売を行っています。

 

 

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中国では依然として”豪華(広いとか快適という意味も含む)で排気量の大きい車”が売れます。

これは中国全体としてという意味です。

都市部でコンパクトカーの人気が高まっていますが、これも少し説明が必要です。

 

なぜコンパクトカーが売れるか?

いろいろな意味で”安い”からなのです。車自体が安い、ガソリン代が安い、税金が安い、ランニングコストが安い等々、いろいろな理屈をつけてみてもやはり消費者からすれば”

安い”ということが一番のモチベーションになっていることは確かです。

しかし、ここでいう”安い”は日本人が考える”安い”から軽自動車を買うとは少し違った考え方が必要です。

中国の消費者は今やっと車が手に届きそうなところまで豊かになりつつあります(貧富の差は大きいですが)、となると中国の消費者にとってこの”安い”というのは、何とか手が出るという意味の”安い”なのです。

成熟した日本市場の消費者が全体を見渡してみて”安い”軽自動車で十分だとという結論にいたったのとはまた違った、何とか買うことができる”安さ”です。

ということを理解して初めて、先日あったような中国メーカーの自動車をカローラに改造するという現象が説明できるようになります。

なので、冒頭にも書きましたように、中国の消費者は本当は”豪華で排気量の大きい”車が欲しいのです。

1.6リッター以下という数字の意味

ちょっと話を移して中国政府の小排気量自動車推進政策、”1.6リッター以下の車両については税金を安くする”という政策が実施されていますが、個人的にはこの1.6という数字から、政府は中国消費者のことを非常によくみているというふうに感じます。

1.5リッターと1.6リッターでは、受ける印象がまったく違うのです。1.5は1代の真ん中ですが、1.6は1代の後半ですからこれが限りなく1.8リッターや2.0リッターというより大きな排気量に近づいているという感覚を植え付けることになります。

つまり1.6という数字を提示することによってよりメーカーに恩恵を与えると同時に、消費者にも心理的な満足を与えるという意味では絶妙な数字設定になっています。

予算に決まりが無かったとして、中国消費者の好みからいって、1.0より1.3、1.3より1.6、更に1.8、2.0、2.4と排気量は大きければ大きいほど良いというのが本音だと思いますから、その大排気量信仰に折り合いをつけて、販売促進につなげる境界線が1.6という数字なのだと思います(当然今市場で販売されている車の一般的な排気量という側面も大きいですが)。

だとしたら、ここから先コンパクトカーで売れるのは1.6リッター以下で予算の問題をクリアーしつつ、中国消費者の好みである”豪華”(広い車内空間、豪華なインテリア、快適な乗り心地)をおさえた車の人気が高まるのは自然な流れではないかと考えます。

そのあたりの流れをうまくつかんでいるのが上海GMや上海VWだと思いますが、そのお話はまた次の機会にしたいと思います