とある会議に参加する機会がありまして
出席者は、インド人、シンガポール人、香港人、日本人、ドイツ人というカラフルなメンバー。
会議というのは当然、意見を交換する場でありますから、相手の意見に同意できなかったり、それは間違っている、反対だと思うことはよくあります。
そうした場合、日本人以外のメンバーは普通に「いやそれは違うと思うなあ、僕はこう思うよ」とストレートに反対します。
意見を交換しているわけですから、いろいろな考えがあっていいと思うのですが、私ともう1人参加していた日本の方が意見を述べたときに、インド人がその意見に対して否定的な見解を述べたのです。
それはとても筋が通った見解で、確かにそうだなあと皆が思ったのもつかの間、自分の意見が否定されてしまった日本の方が突然怒り出してしまったのです。
その場は私が何とか取りなして事なきを得たのですが、その後その日本の方は会議に積極的に参加してくることはありませんでした、インドの人は逆に私に「彼はなんであんなに怒っているだい?」と質問してきたのですが、これは何とも答えるのが難しい微妙な問題です。
日本人は意見のぶつかり合いに慣れていないのか、それともそもそも向いていないだけなのか、自分の意見を相手から否定されるのをものすごく恐れる傾向があります。
日本人同士の会議であれば、以心伝心でそこはわかっているよね?的な空気で問題はないのですが、海外に出てくると、上述のように各国の人間がしかもあまり慣れていない言語で自分の意見を交換しますから(この会議では運良くみな中国語が話せたので中国語の会議でした)、お話もストレートになってしまいますし、わかり合っていることが前提で会話が進む日本人としては、反対意見がなんだか自分の人格を否定されているように感じてしまう可能性は大きいと思います。
これは、中国にきていろいろな国の人とお話をしていて、特に感じることが多いギャップのうちの一つです。彼らにしてみれば意見を交換しただけであって、別に相手の人格を否定しているつもりはないですし、その反対意見に更に反対意見を重ねていくのが議論だと考えているわけですから、これではかみ合わないですよね。
ぶつからなければいけないということではないですが、こうした意見交換とか意思疎通のギャップや違いは、会議に臨むにあたっては理解しておく必要がこれからの時代多くなりそうな気がします。
最後にこの日本の方の名誉のために付け加えておくと、この会議に定時で到着したのはその方と私だけで、後は全員1時間以上遅れてきたというオチがついております。
時間を守るのは日本人の美徳ですね。
それではまた。
2011年6月
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このページは、qianlanが2009年9月29日 01:32に書いたブログ記事です。
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