というわけで、中国の禅寺に行ってきたわけです。
上海は安遠路にある玉仏寺というところです。

で、これが面白い。
これまで仏像にはまったく無学のhachiですが、また必ず行くと思う。
アンケートに「また来たいと思うか」という選択肢があれば◎をするくらい、お気に入りの場所になりました。
禅寺というと、私のなかでは鎌倉五山、そう、みなさんも修学旅行で行ったかもしれない、建長寺とか円覚寺とかをイメージするかと思います。
でも中国はちがいます。というか、ちがいました。
一応、玉仏寺は禅宗・臨済宗らしいです(といっても良く知りませんが)。
日本の禅寺はなにか静寂でストイックな感じがしますが、こちらはにぎやかな感じがします。いろいろな仏さまがいて一粒で何度も美味しいです。
本尊は確かにお釈迦様ですが、阿弥陀如来がいらっしゃるは、薬師如来がいらっしゃるは、弥勒菩薩もいらっしゃるは、羅漢像も四天王もいらっしゃるは、南無阿弥陀仏と書いてあるはと、素人の私からするとメジャーどころが勢揃いしているような気がします(実際はよく分かりませんが。。。。)
まぁ、基本が禅系でも宗派や国が異なれば色々あるわけで、わけの分からない私には美味しいどこ取りに感じて、ある意味進んでいるお寺だな、と感心しました。
他にもお腹がすけば、精進料理のレストランもあるわけで至れり尽くせり。
おまけに「禅 珈琲」というカフェも併設です。


若い方もカップルで真剣に参拝していて、中国人の信心深い一面を見ることができました。
まぁ市民への開放度、サービス充実、見所満載、布教活動もまじめ、ということで最も進んでいるお寺のような気がします。
日本にも、たとえば東京・神谷町にある光明寺。ここはオープンテラス併設され、無線LANなどもあり、開かれた感じがします。
が、ここは静寂な佇まいがあり、同じ都会のお寺として上海の玉仏寺とはちがいますね。
http://www.komyo.net/kot/
※先日、近くまで来たので立ち寄ってみましたが、ガランとしていてテラスはお休みだったようです。
で、話を戻すと、この玉仏寺最大の見所は、玉仏の本尊座像でも涅槃像でもありません(と個人的に思う)。
お勧めは、本堂にあたるのかな?大雄宝殿と呼ばれる建物の内部には3体の大きな如来像がいらっしゃるのですが、最大の見所はその裏ですね。
壁一面に上から下までびっしり配置されている仏像?群(羅漢像なのかな?)です。
これはすごいです。ずっと見ていても飽きません。
私は一瞬、メキシコの教会でみられるウルトラバロック様式を思い出しましたが、それを連想させるくらいのインパクトは持っています。
この壁面仏像群とウルトラバロックの共通点を無理にいえば、土着的解釈、過剰装飾、そしてその過剰装飾に由来する畏怖のような気がします。
が、まぁそんなことはどうでもよくて、この夢に出てきそうな仏像群は単純に怖いというか、ユーモアにあふれているというか、その、素晴らしいです。
まぁ、他にも着ている物がやはり唐風だなぁとか、道教の影響もあるんかなぁとか、螺旋を描く天蓋(というのか?)がきれいだなぁとか、博物館並みに一日過ごせる場所だと思います。
とにかく飽きない。現代的な意味でこれぞ「お寺」というものを見せてくれた玉仏寺。
癒されたい人も、まったりしたい人も、お腹のすいた人も、もちろん信仰心厚い方にも、老若男女問わず受け入れる、そんな懐の深い素敵な場所でした。
入館料20元は少し高いけどね。。。
ちなみに下は、上海で最もメジャーなお寺、静安寺の改装工事の完成予想図なのですが・・・・・・

我々の少ない経験でお寺の姿を既成観念の中に押し込めてはいけませんね。
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