
写真は、車庫販売の宣伝看板です。中国で不動産ブームが起きて久しいですが、昨年あたりから駐車場スペースも投資の対象になりつつあります。車一台とめられるスペースですが、購入すると15万元から25万元くらいします。
中国は車を購入する際、今のところ日本のような車庫証明は必要がないので、自分が住んでいないマンションの駐車スペースも理屈の上では購入することができるため、駐車スペースも投資の対象となるわけですが、実際のところマンションのように大人気というわけではないようです。
理由は少し考えればわかることなのですが、わずか数平方メートールのスペースに20万元も払うほどの投資価値があるとは思えないと考えられることと、住宅の借地権が新築で75年有るのに対して、駐車場の借地権は15-20年ほどしかなく、非常に割の悪い投資であるということが最大の原因だと思います。
仮に自家用車を購入したので駐車スペースを確保するために購入したとしても、万が一
引っ越すことになった場合、家は比較的容易に売却できても駐車スペースを売却するのは至難の業だというが消費者の素直な感想だと思います。
また、わざわざ購入しなくても、そこに住んでいれば毎月何百元で駐車スペースを借りることができますし、路上駐車への取り締まりが日本ほど厳しくない中国では皆さんわりと自由に路上に駐車しているので、車を購入したら必ず駐車スペースを確保しないといけないという考えが薄いのが実情です。
もともと、この駐車場販売は住宅デベロッパーが物件以外のスペースでも何とかお金を稼いでやろうと思い立って始めたそうですが、どうも物件販売のようにはうまくいかなかったようです。もっとも、これが中国政府が将来自動車の購入に車庫証明の取得を強制するような法律を出すことを見越してのやり方だとしたら、驚嘆すべき先見の明ですが、その可能性はあまり大きくなさそうです。
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